■ところでWSCってなに?
World Solar Challenge、、、通称WSC。
オーストラリア大陸を縦断する(トップページの画像でわかる?)世界最大にして最高峰のソーラーカー大会。開催は3年に一度。
DARWINからADELAIDまで、アウトバック呼ばれる荒涼とした砂漠地帯の中を貫く、スチュワートハイウェイ(といっても、砂漠の中の普通の一本道)を舞台に3010kmに渡る、耐久レースである。
1987年(第1回) 優勝 GM (米国)
1990年(第2回) 優勝 Biel工科大(スイス)
1993年(第3回) 優勝 Honda(日本)
1996年(第4回) 優勝 Honda(日本)
現在のところ、世界記録は1996年にHonda DREAM号が、3010kmのコースを4日間(平均89.8km/h)で 走破している。
GM・Biel(メルセデスの協力?)・Honda・・・いずれも世界を代表する自動車メーカーなどがウン億円以上とも言われる開発資金を注ぎ、達成された記録である。
が、しかし。
WSCの注目すべきところは、そこだけなく、、、
アマチュアチームが限られた予算の中で挑戦したり、 発電量的には不利だが、計算機や腕時計でおなじみのアモルファス太陽電池にこだわって、ついには時間内で完走を果たしたチーム、レギュレーションで可能な半分以下のサイズのマシンなどの自分たちのこだわりを持って作り上げたマシンを走らせたり、学生たちが実践的な研究として楽しみながら技術を追求したり、、、そんないろいろな面を持つ大会でもあるのだ。
大会のルールでは、朝8時より5時まで走行が可能で、太陽電池以外での発電は不可。
スタート前とスタート後には、日没や日の出の太陽を使っての充電がおこなわれる。
|